NPO法人いるかとの取り組み
本来子どもは、エネルギーの塊です。それなのに、コロナでしてはいけないことがたくさんできました。勉強やお手伝い以外のことをすると叱られる…。そんな話も聞きました。生活実態の把握をするため、たくさんの子ども食堂が、食料やお菓子の配食を行いました。開いたカバンの中には、ぬいぐるみや、タブレット端末が入っていることがとても多かったです。子どもたちの心は癒しと、つながりを求めていることがわかりました。
少しずつ心を癒しながら、元気になってもらいたい。そうした願いを込めて、子ども食堂・子どもの居場所では、様々な体験的な活動を行っています。中でも、場所を超えて体験を共有することができるオンラインによる活動は、これからの社会を生きていく上で必要な情報交換手段になります。ふくおかこども食堂ネットワークでは、オンライン工場見学や、オンラインによるフラワーアレンジメント、学習支援など、助成金を申請して子ども食堂へ開催支援を行っています。 このほか、芸術の持つ力に着目し、音楽やダンスなど、自己表現をする機会を子どもたちへ提供することも行っています。たくさんのNPO法人と連携しながら、質の高い体験を子どもたちにしてほしいと思います。
福岡ライオンズクラブ等の取り組み
ふくおかこども食堂ができた当初から、応援をしてくださっている企業様もあります。例えば、福岡ライオンズクラブ様は、年間を通じ子ども食堂を支援したいというご意志をお持ちでした。中でも、子ども食堂へ直接赴かれ、ゲームをしたり、ワークショップをしたりしたのち、子どもたちが好きなおかずを詰めたお弁当やお菓子の配布をしていただいています。
子どもたちは、学校や地域とは違う方々と触れ合う機会に恵まれ、楽しそうにやり取りをするのが印象的です。普段は知ることができない様々な職業の社長の話を、お聞きすることもできます。社会に出る前に、こうした話を聞くことができるのは、キャリア教育という面からも貴重なことだと思います。