地域の子どもたちの様子を行政の方に知っていただくことや、必要な機関につなげていただくことはとても重要です。年に1度のシンポジウムをはじめとする情報提供は、全体的な傾向を把握していただくとともに、地域で起こってきている新たな課題を知っていただく機会となります。こうしたことは、子ども施策へ反映していただくことへつながり、子どもたちの生活の安全性を高めることにつながります。超高齢化社会の中で、地域で子どもを見守るには何が必要となるのかという視点は、とても重要だと思います。
子どもがSOSを出した時、それを適切な機関につなげていくことも欠くべからざることです。学校や、スクールソーシャルワーカー、自動相談所へスムーズにつなげるとともに、日常生活の中で子どもの暮らしを見守るには、情報の共有が必要になります。こうした情報のマネジメントは、行政でないとできません。時間をかけて、しっかり取り組み、セーフティーネットワークを作ることが、求められます。